浪江町 南相馬市 福島市への視察

昨日までの2泊3日の行程で、私の所属する会派政友クラブの13名で福島県の表題の3都市へ行政視察に行ってまいりました。初日の浪江町は大震災と原発事故で甚大な被害を受け、11年経った現在も復興計画進行の真っ最中です。本市からは市役所職員OBの2名が復興支援のため浪江町役場にお勤めしており久しぶりの再会。お二人ともご家族で転居され浪江の人になりきり元気に活躍されていました。役場で防災、避難計画、地域創生総合計画の話を伺った後、震災遺構 浪江町立請戸小学校を見学しました。甚大な被害を受けた中で、ひとりの犠牲者も出さず1キロ程離れた大平山に全員が避難できた小学校ですが、津波の恐ろしさを実感致しました。町の復興は確実に進んでおり、現在も各所で街並み整備が行われ、浪江駅を含む中心市街地の再生は令和8年度完成を目指して進行中とのこと。しかしながら、震災時21.500人の人口が、現在の居住人口が未だ2.000人程との話を伺うと今更ながらそのたいへんさを痛感しました。

翌日はやはり甚大な被害のあった南相馬市で復興総合計画後期基本計画について伺い、その後、世界に類を見ない陸海空のロボット一大開発実証実験の拠点、南相馬市・復興工業団地内の福島ロボットテストフィールドを見学しました。

3日目は県都福島市へ、昨年SDGs未来都市に選定された市のSDGsの取り組みについて学びました。ここ福島市は私の敬愛する古関裕而先生の故郷です。

できれば古関裕而記念館を訪れてみたかったなというのが正直な気持ちで、帰りのバスの中では、先生の数々の名曲を心の中で口ずさみながらいつしか熟睡となった次第でありました。