團十郎襲名を成田山で奉告

昨日22日、歌舞伎の成田屋市川海老蔵さんと長男の堀越勧玄くんが13代目市川團十郎白猿襲名と8代目市川新之助初舞台の奉告のため、成田山新勝寺を参拝しました。(勧玄くんの勧の字が違うのですが、なかなかできないのですみません、ご勘弁を)市川團十郎はご存じのように、江戸時代から続く大名跡で屋号は成田屋、近年は代々、團十郎襲名の度に成田山に参拝するのが、通例になっており、京成電鉄の襲名ツアー貸し切り臨時列車で大勢のファンの皆さんと共に成田に参りました。そしてこれも恒例となっております成田山表参道の 「お練り」、一緒に来たファン、出迎えた人々と共に大行列で新勝寺に向かいます。

大本堂前での「歓迎到着式」では「初代團十郎から成田山新勝寺様との長い、深いお付き合いとご縁のおかげで13代続いて参りました」と親子それぞれがご挨拶。夕暮れ後、長女の4代目市川ぼたんちゃんを交えての三人の共演での奉納歌舞伎。たいへん賑やかな行事でしたと思いきや、時節柄、沿道での紙吹雪、くす玉わり、花束贈呈などが禁止という多少の自粛ムードの演出があり、若干、抑えた「お練り」と相成った次第でありました。

親子三人の共演では、どうしても幼子でお母さんを亡くされた二人の成長と健気な上演姿に、目頭を熱くする観客が多かったようでした。親子三人、日本の伝統芸能歌舞伎の伝承という大役を担って行かれる姿は本当に美しく、敬服せずにはいられません。いろんな事もありましたが、今こうして13代目を襲名した團十郎丈に心から拍手を送りたい